上場企業100強は利益1兆5560億円で工商銀行が首位に、中国石化を抜く―中国

Record China    2007年12月4日(火) 10時16分

拡大

12月3日、2006年の上場企業100強が発表。長年首位に君臨してきた中国石油化学集団を追い抜き、首位に立ったのは工商銀行で、その利益総額1037億元(約1兆5560億円)。写真は工商銀行。

(1 / 3 枚)

2007年12月3日、中国企業改革発展研究会・華頓経済研究院・経済導報社が共催した「第7回上場企業百強ハイレベルフォーラム」が開催され、2006年の上場企業百強が発表された。

その他の写真

長年首位に君臨してきた中国石油化学集団を追い抜き首位に立ったのは利益総額1037億元(約1兆5560億円)の工商銀行。2位には786億元(約1兆1790億円)で中国銀行がつけた。1位・2位を銀行が占めたことからも明らかだが、金融機関の存在感が大きくなった。銀行・証券会社8社が百強にランクイン、その合計利益総額は2123億元(約3兆1850億円)と百強全体の総利益の47.8%を占めている。

金融機関以外では、製鉄15社、電力12社、交通運輸19社、炭坑業8社などの分野が大きな勢力を占めた。精密機械・情報技術・医薬品などのハイテク産業は力は弱く、いまだに伝統的な大産業が大きな力を有していることが明らかとなった。

地域別に見ると、北京14社・上海14社・深セン13社など67社が東部地区から選出された。特に、大手金融機関など大型国有企業を有する北京市の躍進が目立つ。中部地区からは20社、西部地区からは13社がリストに入ったが、その多くは製鉄・炭坑・有色金属など資源産業で、中西部地区の産業構造転換が進んでいないことが浮き彫りとなった。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携