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レコードチャイナでも数回にわたってお伝えしてきた「華南トラの写真偽造疑惑」。12月2日、野生動物カメラマン、デジタル画像専門家など6方面の専門家が全員一致で写真の華南トラはニセモノであるとする鑑定結果を発表した。
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レコードチャイナでも数回にわたってお伝えしてきた「華南トラの写真偽造騒動」。2007年12月2日、新たな進展があった。
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中国のポータルサイト「網易」と「紅網」が同3日に伝えたところによると、「網易」からの依頼を受け、中国撮影家協会デジタル画像鑑定センターが11月27日から12月2日にかけて鑑定を行った。
同センターはデジタル画像専門家、野生動物カメラマン、視覚文化評論家、カメラマン、デジタル画像従事者など6方面の専門家を招聘し、40枚のデジタル写真に対し、撮影とデジタル画像技術の2方面からの分析が行われた。同センターは2日、専門家が全員一致で「写真の華南トラはニセモノである」としたとの写真の鑑定結果を発表した。
各専門家の意見は「写真は撮影経験者が撮った若しくは指導したもので、シロウトが1人で撮ったものではない」「ネット上で公開された年画(旧正月に飾る縁起物の絵)のトラと縞模様や姿勢が一致している」「数枚の写真は足の位置や口の形がまったく同じで、生きたトラが長時間同じ姿勢を保っていることはありえない」「写真のトラの目の反射光が不自然」など。
これを受け、中国国家林業局は4日、定例記者会見の中で、「写真の華南トラの真偽を鑑定する予定はない」と発言した。(翻訳・編集/HA)
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