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中国の税関収入が大幅に増加した。今年の関税収入は7000億元を超えると予測されている。
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2007年12月01日、中国新聞網の報道によれば、11月28日までで中国の今年の関税と輸入環節税があわせて6883億4600万元(約10.3兆円)となり、33日を残して今年の税収目標が達成されたそうだ。年間の総額は7000億元(約10.5兆円)を超えると見られている。
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税関総署によれば、今年関税収入が大幅に増加した要因は以下の3点に絞られるそうだ。
(1)国民経済の急速な成長が、消費、投資、輸出という三大需要によって継続的に支えられており、国内需要が輸入の増加を後押ししている。過去10か月の輸入総額は7734億8000千万ドル(約85兆円)、19.8%の増加。このうち、税関の主要税源である一般通商が3439億2000万ドル(約38兆円)、25.8%増加。
(2)貿易政策の大幅な調整による効果。対象範囲の調整、とくに高汚染、高エネルギー消費、資源性生産物に対する徴税範囲の調整により、輸出関税が大幅に増加した。税関の輸入間接消費税も明らかな増加を見せている。
(3)税関管理が全国的に強化された。密輸取り締まりを行い、輸出入貿易の秩序化を進めることで税収が増加した。(翻訳・編集/岡田)
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