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2日、山東省青島市の動物園「森林野生動物世界」のパンダ「洋洋(ヤンヤン)」が原因不明の体調不良に。省外からも医師が駆けつけ懸命の治療に当たった。
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2007年12月2日、山東省青島市の動物園・森林野生動物世界のパンダ「洋洋(ヤンヤン)」の命を救うべく、省外からも医師が駆けつけ必死の救護に当たった。
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ヤンヤンは先日、食欲が減退し赤褐色の尿を出すなど、突然の体調不良に陥った。青島市内の施設のみでは十分な治療を得られず、四川省のパンダ保護センターからも獣医師の王承東(ワン・チョンドン)氏が駆けつけた。全身麻酔の後、身体検査を経て急性腎炎と診断されたヤンヤンは治療を受け、現在は安静状態を保っている。
1993年冬、四川省宝興県磽遠鎮で、豚の餌を盗み食いしているところを地元の農民に発見されたヤンヤンは、当時生後3か月。当初は発見場所である磽遠鎮から「磽遠(チャオユエン)」と名づけられ、蜂桶寨自然保護区へ送られた。3歳になってから自然へ返されたが、2003年9月、衰弱しているところを再び、宝興県の農民によって発見された。2004年5月、11歳になったチャオユエンは、山東省青島市の森林野生動物世界に引き取られ、青島初のパンダとなった。市民によってヤンヤンと名づけられ、以来、多くの市民に愛されている。(翻訳・編集/愛玉)
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