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27日、WTOの上告機関の裁判官に中国の女性弁護士が選ばれた。
2007年11月27日、中国商務部によると、WTO(世界貿易機関)の紛争解決機構は会議を開き、WTO上告機関のメンバーの任命を行った。中国、アメリカ、日本、フィリピン出身の4名が選ばれた。中国からは弁護士の張月●(ジャン・ユエジャオ=●は女偏に交)氏が選ばれた。
WTOのウェブサイトの情報によれば、WTOはすでに27日、関係諸会議を開催し、張氏を含む4名を上告機構の裁判官に任命する案件を通過させた。
日本からは前駐WTO大使の大島正太郎氏、アメリカからは前国際貿易委員会副委員長のシェルマン氏、フィリピンからはバティスタ前駐WTO大使がそれぞれ選ばれた。
張氏の略歴は以下のとおり。1944年吉林省生まれ。1968年フランス・ハンナ大学を卒業後、アメリカ・ジョージタウン大学法学研究科、コロンビア大学法学研究科で学び、修士の学位を取得。中国の対外経済に関する主要機関で活躍し、貿易関連だけではなく、知識財産に関する法律など多くの法律の起草にも関わった。(翻訳・編集/小坂)
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