1人当たりCO2排出量は国際標準以下、国連のレポート―中国

Record China    2007年11月30日(金) 15時36分

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28日、国連の最新レポートから、中国の1人当たりCO2排出量が国際標準以下であることがわかった。資料写真。

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2007年11月28日、中国新聞網。中国は今後10年以内に世界最大のCO2排出国となるという予想もあるが、今のところアメリカの1人当たりCO2排出量が中国の5倍以上とダントツ。国連の最新レポートによれば、世界人口の13%に過ぎない先進国がCO2排出総量の半分を排出するのに対し、中国の1人当たりCO2排出量は国際的標準よりも少ないことがわかった。

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国連開発計画(UNDP)が北京で本日発表した『人間開発報告書2007/2008』で、2015年までに中国の1人当たりのCO2排出量は5.2トンに達すると予想されており、これはアメリカの1人当たり予想排出量19.3トンの4分の1に相当、先進国平均の3分の1程度という数値。

UNDP在中国代表の馬和励(マー・ホーリー)氏は、「もし中国人がカナダ人やアメリカ人と同じようにCO2を排出するようになったら、地球が9つあっても汚染を吸収しきれないだろう。しかし、地球は一つしかない」と、CO2増加のリスクに対する注意を促し、気候変動への対応は世界共通の課題ということを強調した。

また、国連レポートでは、中国が依然として天候の変化の影響を受けやすいことを警告している。現在のCO2排出状況が続けば、天山など中国の氷河の3分の2が2060年までに溶けてなくなってしまい、残りも今世紀中には消失してしまう可能性が高いそうだ。(翻訳・編集/岡田)

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