上海ディズニー開園で中国にテーマパークブーム、1980年代生まれが中心―中国紙

Record China    2016年4月3日(日) 8時0分

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3月28日、上海ディズニーランドの建設により、中国でテーマパークブームが起きている。写真は上海ディズニーランド。

2016年3月28日、上海ディズニーランドはチケットの予約受付が始まった。初日のチケットはインターネットで数秒のうちに売り切れ、公式サイトは一時システムが動かなくなった。業界では、上海ディズニーが上海市の観光産業全体を牽引するだけでなく、テーマパークブームももたらし、中国はこれから「テーマパーク経済」の時代を迎えるとの見方が広がっている。南方日報が伝えた。

阿里旅行が統計をまとめたアジア・太平洋地域のテーマパーク国際ブランドのデータ分析によると、中国人観光客の32%は25〜29歳、32%は30〜35%で、経済的に独立した1980年代生まれがテーマパークの主力購買層であることがわかる。

アナリストは、こうした特徴はテーマパークのチケット価格と大いに関係があるとみる。アジア・太平洋地域のテーマパーク国際ブランドの平均チケット価格は300元(約5200円)前後で、繁忙期は500元(約8700円)まで跳ね上がる。このような価格水準のチケットは、経済的に十分独立していない層には決して買いやすいものではない。

上海ディズニーは世界で6番目のディズニーランドだ。他の5つは米国のロサンゼルスとオーランド、パリ、香港、東京にある。

ディズニーの2015年度決算によると、ディズニーランド・ディズニーリゾートの売上高は161億6200万ドル(約1兆8000億円)に上り、ディズニーグループ全体の売上高の30.8%を占めた。利益は30億3100万ドル(約3400億円)で、グループの利益のうち20.6%を担った。米国以外では東京ディズニーランドの業績が突出しており、14年の売上高は33億8700万ドル(約3800億円)だった。香港の14年の売上高は東京のわずか5分の1で7億300万ドル(約790億円)にとどまったが、伸びは最も大きく、前年比11.62%増加した。東京は同0.81%の減少だった。

ディズニーランドは単なるテーマパークではなく、メディアネットワーク、映画・エンターテインメント、消費財、インタラクティブ産業を幅広く網羅する。ディズニーの15年度決算をみると、同社の時価総額は150億ドル(約1兆7000億円)に達した。世界にはライセンス企業が3000社以上あり、ディズニーアニメのキャラクターグッズ10万種類以上が販売されている。中国本土にもライセンス企業が100社以上ある。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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