民主党派の代表大会開催、指導者の低年齢化・実務派の抜擢がカギ―中国

2007年11月28日、台湾民主自主同盟の第8回代表大会が開催された。これを皮切りに民主党派の代表大会が次々と開催される予定だ。

中国は共産党以外に8つの政党が存在する。合計党員数は約71万人で、共産党の勢力とは比べるべくもないにせよ、中国人民政治協商会議に代表を送り込むなど中国の多党政治の構成要員として政治に参与している。

代表大会では各民主党派のリーダーが交代すると見られている。リーダー交代のキーワードは低年齢化、政党代表者が軒並み70歳を越えるなど高齢化が問題となっているだけに新世代のリーダー抜擢は急務だと言える。また、今年4月、中国致公党の万鋼（ワン・ガン）副主席が科学技術部長に抜擢、6月には無党派の陳竺（チェン・ジュー）氏が衛生部長に抜擢されるなど、共産党は党外からの人材採用に意欲的な姿勢を示しているため、実務能力に長けた人材を党代表に選出することが期待されている。（翻訳・編集/KT）