2020年の「有人月面探査」計画ない!先走り報道を否定―中国

Record China    2007年11月28日(水) 9時3分

拡大

26日、中国国家航天局の孫来燕局長は記者会見の席上、報道されるような2020年の有人月面探査計画は存在しないと発表。当面は無人月面探査機の打ち上げが続く見込み。写真は月探査衛星「嫦娥1号」。

(1 / 3 枚)

2007年11月26日付の中国のニュースサイト「中国新聞網」によると、国家航天局孫来燕(スン・ライイエン)局長は、今後の宇宙開発計画の中に有人月面探査は含まれないことを明らかにした。

その他の写真

同日午後、国務院新聞弁公室主催の記者会見の席上、孫局長は2006年に発表された「第2版中国の航天(宇宙)白皮書」をもとに、中国の中長期科学技術発展計画を説明。その中で月面探査は16の重大プロジェクトの1つではあるが、それは「周回」「着陸」「帰還」の3段階をクリアする無人探査機のことだと話した。

同時に孫局長は、今回の月探査衛星「嫦娥1号」が無事に月周回軌道に乗ったことについて、次回の月面着陸に向けた宇宙開発プロジェクトに重要な意義をもたらしたと評価しながらも、現段階では有人月面着陸の計画はないと明言。しかしながら、将来中国人が月面着陸する日が必ず来ると確信していると力強く語った。(翻訳・編集/本郷智子)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携