小泉首相との会談ドタキャンした「鉄の女」呉儀副首相、来年3月引退を表明―中国

Record China    2007年11月28日(水) 10時16分

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現在中国で最も地位の高い女性、呉儀副首相が来年3月で引退することを正式に表明。

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2007年11月27日、「来年3月に開催される“両会(人民代表大会と人民政治協商会議)”を最後に、私は引退します。その後はいかなる役職にも就きません」、中国版「鉄の女」と呼ばれる呉儀副首相はこのほど公開の場で初めて引退の意を表明した。「新快報」が伝えた。

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呉副首相は、副首相に任命(2003年3月)されて早々に、当時中国を大混乱に陥れていた新型肺炎SARS対策の総指揮をとり、手腕を発揮したことで有名。また米国との通商交渉などで剛腕振りを発揮し、英国の元祖「鉄の女」サッチャー元首相にちなんで、中国版「鉄の女」の名でも呼ばれている。

訪日中だった05年5月、小泉純一郎首相(当時)の靖国神社に関する発言に反発、小泉首相との会談を当日朝キャンセルして帰国したことで当時大きな物議を醸し出し、日本でもその名が一躍有名になった。

また、呉副首相は米国誌「フォーブス」が毎年発表する「世界で最も影響力のある女性100人」の中で上位ベスト3の常連で、今年8月に発表された07年版でもドイツのメルケル首相に次いで第2位に選ばれている。

呉副首相は10月21日に閉幕した中国共産党の第17回大会で新たな中央委員メンバーに選ばれず引退が確実視されていた。(翻訳・編集/HA)

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