韓国が大金投じた防疫システム、国内初のジカ熱患者を見逃す=韓国ネット「歴代最悪の政府」「最近はがっかりを期待するようになってしまった」

Record China    2016年3月25日(金) 8時50分

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24日、韓国の防疫当局が昨年の中東呼吸器症候群流行を受けて大金を投じて構築した防疫システムが、このほど発覚したジカウイルスの国内流入の場面ではきちんと作動しなかったことが分かった。イメージ写真。

2016年3月24日、韓国の防疫当局が昨年の中東呼吸器症候群(MERS)流行を受けて構築したシステムが、このほど発覚したジカウイルスの国内流入の場面ではきちんと働いていなかったことが分かった。韓国・ノーカットニュースなどが伝えた。

このシステムは、重大な感染症の発生地域を訪問した人が国内の医療機関で診察や処方を受けた場合、その人物の渡航履歴を医療陣に警告として自動で知らせる仕組み。医師が薬を処方する際にシステムを使えば、危険地域への渡航歴を知らせるポップアップ画面が現れるという。

しかし、このほど韓国で初のジカウイルス感染症(ジカ熱)患者と診断された男性は、ブラジルから帰国後に発熱などの症状があり最初に自宅近くの医院で診療を受けた際、感染を疑われることはなかった。疾病管理本部が調べたところ、原因は医院のシステムが最新版にアップデートされていなかったことと判明、男性が再度医院を訪れた際にはアップデート後だったため、システムが正しく稼働したことが分かった。

防疫当局は今回の事態を受け、全国の病院・医院のシステム稼働状況を緊急点検することに決めた。同システムは韓国政府がジカウイルス対策の核心と位置付けていたもので、構築と運用にこれまで183億ウォン(約17億7000万円)余りが費やされている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「じゃあ見つかってない感染・入国者がいるかもしれないということ?MERSの再現か」

「自分の金じゃないからって…」

「183億ウォン分の牛肉でも食べたんだろう」

「この政府がちゃんとやったことなんて一つも見つからない。歴代最悪だ」

「前の政府が作った警報システムは全部捨てて新しく作ったようなふりをしてたけど、やっぱりね」

「無能な朴槿恵(パク・クネ)には何も期待できない。ただ早く任期が終わることを願うだけ」

「これこそ李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵政権の特徴」

「うん!期待してなかったよ!」

「そんなことだと思ったよ。今度作る韓国型人工知能ではいくら懐に入れるのか楽しみだね」

「公務員たるもの、政治とは関係なく国民のために働くべき」

「最近はがっかりさせてくれないと余計にがっかりするようになってしまった」(翻訳・編集/吉金

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