昨年の「興収水増し」は775億円か?中国映画市場に氾濫する不当な売り上げ操作―台湾メディア

Record China    2016年3月23日(水) 20時20分

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19日、昨年の中国で不当に興行収入を稼いだとされる映画について、その金額は45億元(約775億円)にも達すると報じられた。

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2016年3月19日、昨年の中国で不当に興行収入を稼いだとされる映画について、その金額は45億元(約775億円)にも達するという。聯合報が伝えた。

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中国で公開中の人気シリーズ第3作「葉問3:師徒情」(イップ・マン3)について、興収の水増しが明らかになった。水増し分は3200万元(約5億5000万円)とされ、配給会社は1カ月間の業務停止を言い渡されている。

興行収入の操作については昨年、複数の映画で疑惑が浮上した。中国映画市場における過去最高のヒット作(当時)となった「モンスター・ハント」や、台湾映画「我的少女時代」などがそうだ。業界関係者によると昨年、国産映画の8割が不当に興行収入を稼いでおり、その金額は45億元(約775億円)に達するという。

不当なチケット販売については、さまざまな手法が報告されている。一つには販売システムを通さず、手書きまたは再利用したチケットで観客を入場させるもの。その分の売り上げは映画会社への分配もなく、税金もかからない。

購入したA映画のチケットに、別のB映画のタイトルが上書きされるというケースもある。興行収入はB映画に流れるということになる。

このほか、映画館で実際は存在しないのに、チケット販売サイトには上映時間が表示され、なおかつ満席となっているケースもある。映画会社が買い上げて興行収入を吊り上げる手法であり、中には15分毎に上映されている映画まで出現している。(翻訳・編集/Mathilda

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