<シリーズ・中国6大古都を巡る6>北京市

Record China    2007年11月24日(土) 18時21分

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現代中国の政治、文化の中心である北京。50万年前の北京原人の時代から、共産党国家の誕生を謳った近代まで、中華民族のダイナミックな歴史の興亡を凝視し続けてきた古都。それを証明するように、数々の世界遺産が国内外の観光客を惹きつけている。

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現代中国の政治、文化の中心である北京。かつては大都、燕京、北平とも称された、日本の四国とほぼ同等の面積を持つ巨大な首都である。古くは北方民族の侵略に悩まされてきたこの地は、モンゴル族、満州族、漢族と異なる支配者を戴いてきた歴史を持つ。

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現在の北京の原型を築いたのは明代(1368〜1644年)の永楽帝。紫禁城(現在の故宮)が都の中心に据えられ、格子状の道で都市を区画した。その後、清(1644〜1911年)によって花開いた絢爛な文化は、現在でも円明園や頤和園などの建築に残り香を留めている。歴史にゆかり深い名跡は多くが世界遺産に登録され、八達嶺長城(万里の長城)、故宮博物館、天壇、周口店北京原人遺跡、そして前述の頤和園などが国内外多数の観光客を惹きつけている。

そのほか、天安門広場、人民大会堂、毛主席紀念堂などが同広場での中華人民共和国建国宣言から21世紀の今日までの中国現代史の流れを想起させてくれる。こうした史跡を残しながら、現在は街全体が2008年北京五輪に向け、急ピッチで再開発されつつある。歴史とモダンとがコントラストをなしながら境界なく交じり合うその様が、北京の最大の魅力であるといえよう。(翻訳・編集/愛玉)

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