第一級の観光地「紅楓湖」の悲惨な現状。各種の廃水が、この人造湖を死なせた

Record China    2006年7月12日(水) 21時0分

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汚染されている紅楓湖。

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貴州省貴陽市(きしゅうしょう きようし)市民の生活用水の取水源である「紅楓湖フンフォンフー」は、中国第一級の観光地である。貴州省最大の人造湖で、水域面積は57200?、大小さまざまな島と半島が全部で192もある。しかし、近年、周囲の石炭工場などの工場廃水や市民の生活廃水により、写真の様に、水苔などが群生し、無残にもどんよりとした緑色を呈する、“死んだ湖”と激変し、かつての清らかな水を湛えた“湖”の面影は微塵もない。ここまでの悲惨な現状をもたらした、紅楓湖の水質汚濁の主な原因としては、工場廃水や生活廃水はもちろんのことだが、近くの“火力発電所”から排出される廃水が一番に考えられる。排気設備の完備されていない“火力発電所”の煙突が、今日も灰色の煙を吐き出していた。ちなみに、この写真は2006年7月10日に撮影された「紅楓湖」だ。果たして「紅楓湖」は、かつての表情を取り戻せるのだろうか。

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