サムスンのスマホOS「Tizen」が静かなブーム、シェア5位=韓国ネット「Tizenの優位性って何?」「静か過ぎて気付かなかった」

Record China    2016年2月8日(月) 20時50分

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6日、韓国・国民日報によると、サムスン電子のスマートフォン用OS「Tizen」が静かなブームを起こしている。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。

2016年2月6日、韓国・国民日報によると、サムスン電子のスマートフォン用OS「Tizen」が静かなブームを起こしている。

米市場調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、サムスンのTizen OS搭載スマートフォンの販売量は、昨年第1四半期が20万台、第2四半期が80万台、第3四半期が100万台、第4四半期が90万台となり(総数290万台)、スマートフォンOSのシェアで5位に上がった。年単位では5位だが、昨年第3・4四半期では、ブラックベリーを抜いて2四半期連続で4位の座を占めた。

サムスンは昨年1月、インドで初のTizenスマートフォン「Z1」を発売し、スマートフォンOS市場に本格的に進出した。SAは「インドとバングラデシュ、ネパールなどでTizenフォンが人気を呼び、シェアを継続的に拡大した」としている。

韓国国内では、サムスンの「Gear S2」などスマートウォッチのOSとして搭載し販売されているが、スマートフォンには搭載されていない。業界では、スマートフォンOSシェア3位のマイクロソフトウィンドウズフォンのシェアが落ちており、早ければ2〜3年内に、Tizenフォンのシェアがウィンドウズフォンを超えるとする予測も出ている。昨年のグローバルスマートフォンOS市場シェアは、GoogleのAndroidが81.4%で1位、アップルのiOSが16.1%で2位だった。

Tizenは、モトローラ、NEC、NTTドコモ、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、ボーダフォン、サムスン電子の6社からなるLiMo Foundationと、Intelが合流し11年9月に開発を開始したが、現在はサムスンだけが開発を続けている状態となっている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「さらに上を目指すならば、技術革新がなければならない。安売りや抱き合わせ販売などで獲得できるシェアは知れている」

「TizenもNTTが手を引いてしまった時から将来はないように思う」

「Tizenの開発はこのまま頑張ってほしいが、ハードウエア自体はAndroidにも乗せ換えができるようにしておいてほしい」

Galaxyシリーズにも搭載したらどうだ。そうすればよりシェアを拡大できると思う」

「シェアも重要だが、Tizenの優位性っていったい何だ?」

「そんなに良いOSなら、韓国でもスマホに搭載して販売すればよいではないか。なぜ自国では販売せずにインドやバングラデシュで販売するのか」

「『静かなブーム』とは、結局あまりブームじゃないっていうことじゃないのか」

「発展途上国で『静かに』売れているだけだろう」

「AndroidとiOSだけで、97.5%のシェアだ。ウィンドウズフォンやブラックベリーまで含めたらTizenのシェアって…。確かに『静か』と言える」

「あまりにも静か過ぎて、販売しているとは全く気付かなかった」(翻訳・編集/三田)

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