長江流域の年間汚水排出量、300億トンの大台に―中国

Record China    2007年11月15日(木) 7時38分

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長江流域の年間汚水排出量が300億トンを超えた。汚水排出量は年々増加の一途をたどっている。写真は湖北省宜昌市で長江に流れ込む工業排水。

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2007年11月13日、長江水利委員会のスポークスマン・胡甲均(ホー・ジアジュン)氏は記者会見で、長江流域の06年の汚水排出量が305.5億トンに達し、300億トンの大台を超えたことを明らかにした。新華網が伝えた。

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長江水利委員会の統計によれば、06年全流域で工業および生活排水の総排出量が前年と比べて9億トンあまりの増加、305.5億トン(火力発電の冷却排水および鉱坑排水は含まれていない)に達し、増加幅は3.1%だった。

このうち、生活排水は97.5億トン(第三次産業と建築業を含む)で、全体の31.9%。工業廃水は208億トンで、68.1%だった。長江流域の汚水排出は主に太湖水系、洞庭湖水系、湖口以下の主流、宜昌から湖口、ポー陽湖水系漢江と岷沱江に集中しており、長江の汚水排出量の81.7%を占めていると、長江水文局の程海雲(チョン・ハイユィン)主任技師は話す。

長江水利委員会の統計によれば、長江流域の汚水排出量は年々増加の一途をたどっているという。70年代末の年間排出量はわずか95億トンだったのが、80年代末には150億トン、2000年になると239.5億トンにまで増え、2005年には296.4億トンに達している。

同委員会の馬建華(マー・ジエンホア)主任技師は、長江流域はこれまで汚水排出量が平均5%以上の増加を続けてきたが、昨年の増加幅は比較的低い数値になっているとし、排出量減少の兆しと見ているそうだ。(翻訳・編集/岡田)

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