金融機関の個人預金残高が7兆円減少、証券市場へ移行―中国人民銀行

Record China    2007年11月13日(火) 12時19分

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12日、中央銀行である中国人民銀行は、今年10月末時点の統計を発表。中国各銀行の個人預金残高が先月比で5062億元(約7兆6000億円)減少したことを明らかにした。写真は人民銀行。

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2007年11月12日、中央銀行である中国人民銀行は、今年10月末時点の統計を発表。中国各銀行の個人預金残高が先月比で5062億元(約7兆6000億円)減少したことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。

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同統計では金融機関の各種預金残高は39兆600億元(約589兆4000億円)で前年同期で14.17%の増加となっている。しかし、個人預金残高は大幅に減少、前年同期比で5052億元(約7兆6000億円)の減少となった。10月末に新規公開株の発行が相次いだため、銀行預金から証券市場に資金が移動したものと見られている。

中期的に見て銀行預金から証券市場を始めとする各種投資への資金移動のトレンドは続いている。中国の物価上昇率が高まる中、相対的に低い貯金利率を嫌ってのものと見られる。バブル的な投機と高すぎる経済成長率を抑えるためにも公定歩合の引き上げは必須だ。しかし、サブプライム危機の余波を受け、主要国の金利が引き下げられる中、中国の金利引き上げは人民元レートの上昇圧力につながるため、人民銀行は困難な局面を迎えている。(翻訳・編集/KT)

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