中国で千年前より行われている「ハチ療法」。「広西ハチ王」楊伝全氏は、その名人だ

Record China    2006年7月11日(火) 13時21分

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ハチとともに30年、だからこそハチを自由自在に扱うことができる。

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ハチ飼育の経歴30余年、そして、ここ10年間に渡って、「ハチ」で何千人もの患者を治療してきた楊伝全(ヤンツァンチェン)氏は、「広西ハチ王」と呼ばれている。彼は、その半生をハチに捧げ、自慢の「ハチ療法」により、現地では「ハチ医者」と愛称されている。ここで言う「ハチ療法」というのは、ハチの針で患者のツボを刺し、ハチの毒で“病気”を治療するというものだ。詳しい事情を知らない人はこれを「巫術」だと誤解しがちだが、中国では何十年も前から、国家衛生部より、「ハチ療法」の科学性と合理性が認められ、現在では、北京など大都市で「ハチ療法」を専門的に行う病院まであるのだ。ところで、中国では千年前から、こうした「ハチ療法」が行われ、近隣の高麗(現在の朝鮮半島)までも伝えられたとされる。最近、韓流ブームの中で放送された韓国ドラマ「大長今」の中でも、「ハチ療法」のシーンが登場していた。そもそも楊伝全氏が「ハチ療法」を発見したきっかけは、ひどい鼻炎に悩まされていたある日、偶然にもハチに顔を刺されたが、その結果、鼻づまりが緩和したことからだという。その後、わざわざハチに顔を数回さしてもらったら、なんと“鼻炎”が全治したという。以来、楊伝全氏は「ハチ治療」に全力を注ぎ、その成果が人々に認められるようになり、現在では、年間千人以上の患者が訪れるほど大人気だという。楊伝全氏によると、「ハチ療法」はとても安全な療法で、一回で刺される回数が400〜600針以内であれば安全ということだが、副作用などの心配もなく、他の抗生物質にはない優れた効能を持っているという。とりわけ、この楊伝全氏が得意の症例は、腰椎突出、視神経畏縮、腫瘍などだという。これらの慢性的な症状に悩まされている諸氏は、一度、彼の施術を試されてみてはいかが?

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