13歳少女が恋愛トラブルで睡眠薬100錠、母親「忙しくて気付かなかった」、専門家「青少年の自傷行為が増えている」―安徽省亳州市

Record China    2016年1月21日(木) 14時50分

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20日、長江網によると、中国安徽省亳州市で13歳の少女が睡眠薬100錠を飲み、意識不明の状態に陥るという騒ぎがあった。資料写真。

2016年1月20日、長江網によると、中国安徽省亳州市で13歳の少女が睡眠薬100錠を飲み、意識不明の状態に陥るという騒ぎがあった。原因となったのは恋愛のもつれだった。

家族が異変に気付いたのは16日早朝。登校時間が近付いても起きて来ないことを不審に思った母親が寝室のドアを開け、意識を失っている少女を発見した。少女は搬送先の病院でしばらく危険な状態が続いたが、その後容体は回復、現在は普通病棟で治療を受けている。

母親によると、意識を取り戻した少女は自分を助けた家族をなじり、母親はそのやり取りの中で少女に交際相手がいることを察知。「私も夫も日頃忙しくて娘の恋愛に気付かなかった」「娘は幼い頃から頭が良く、自分に対して厳しい。何か欠点を挙げるとしたら、それは負けを認めない点だ」などと話している。

少女は学校や交際相手のことについて「学校には行きたくない。彼は成績が悪いから、私が大学に受かって彼が落ちたりしたら将来なんてなくなる」「彼は2月の春節(旧正月)連休明けに退学して家を出るつもり。離れ離れになると彼に忘れられるから私も一緒に行きたい」と語っており、青少年の心理問題に詳しい専門家は「最近は若者の自傷行為が増えていて、心の健康は子どもの成長過程で無視できない問題になっている」と指摘。この年頃の特徴として「大人になった気分」を挙げ、「大人のサポートは不要と思う反面、社会経験の不足や精神的な未成熟、知識の偏りなどで保護者に頼らざるを得なくなる。これが矛盾を引き起こす」と説明、保護者に対しては「命令口調になるのではなく、友人として接するよう心がけることが必要」「日頃から積極的に子どもと交流し、問題に早く気付いてほしい」などと呼び掛けている。(翻訳・編集/野谷

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