中国国家レベルの「中国・国際科学技術協力賞」に沖村憲樹氏、行政官としては初、日中関係改善へのメッセージとも

Record China    2016年1月19日(火) 15時0分

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18日、日本僑報社によると、中国国務院が設立した国家レベルの科学技術賞「中国・国際科学技術協力賞」に、日本人としては唯一、NPO法人21世紀構想研究会のアドバイザーである沖村憲樹氏が選ばれた。写真は段躍中氏の撮影・提供。

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2016年1月18日、日本僑報社によると、中国国務院が設立した国家レベルの科学技術賞「中国・国際科学技術協力賞」に、日本人としては唯一、NPO法人21世紀構想研究会のアドバイザーである沖村憲樹氏(元科学審議官)が選ばれた。

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同賞は8日に北京の人民大会堂で7人の外国人に授与された。授賞式には、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席、李克強(リー・カーチアン)首相も出席。沖村氏はスウェーデンの生化学者に続く「序列第2位」として、李首相から証書とメダルを授与された。授賞式の模様は、中国の中央電視台(CCTV)をはじめ「人民日報」、英字紙「チャイナデイリー」などが大々的に報じている。

同賞は、中国が科学技術の進展に貢献した外国人に対して授与するもので、1995年の創設以来、これまでに17カ国101人・2機関が受賞した。中国の国際的な科学技術協力賞ではトップレベルの賞とされる。

今回の外国人受賞者の国籍は、授与された順にスウェーデン、日本、ロシア米国(2人)、イタリア、オランダだった。これまでの同賞受賞者は、いずれも科学技術関係の研究者だったが、今回、行政官としては初めて、沖村氏が受賞した。

この朗報を、沖村氏本人と1月18日に面会し直接聞いた日本僑報社の段躍中編集長は、「沖村氏は習近平政権発足以来、初めての同賞の日本人受賞者となった。さらに序列第2位で授与されたことに、中国側の中日関係改善への大きなメッセージを受け止めることができる」と話していた。(編集/北田

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