男性人口比が多い地域では犯罪率が高い、一人っ子政策がもたらした社会のひずみ―米メディア

Record China    2016年1月20日(水) 7時20分

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16日、中国で一人っ子政策が終わったが、その代償は重い。

2016年1月16日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「一人っ子政策は終わったが、その代償は重い」を掲載した。

元ウォール・ストリート・ジャーナルの中国駐在記者にしてピューリッツァー賞受賞者のMEI FONG(方鳳美)氏は2月に新刊「One Child」を出版する。中国の一人っ子政策がもたらしたひずみを追った一冊だ。

昨年、2人目の出産が全面的に解禁されたが、30年間にわたり続いた一人っ子政策は中国社会に大きな傷をもたらしている。高齢化が急速に進展するほか、性別人口の不均衡も深刻だ。男性人口がいびつに多い地域では犯罪発生率が高いという統計もある。パートナーを見つけられない貧困層の男性のために、いわゆるダッチワイフを販売する店も乱立している。その一方で富裕層は高額の費用を支払って米国で代理出産を頼み、子どもを手にしている。

一人っ子政策がもたらした社会のひずみ。それは今後も長期にわたり大きな影響を残すものとなる。(翻訳・編集/増田聡太郎

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