中国の外資導入額が6.4%増加、質も向上―中国メディア

Record China    2016年1月18日(月) 14時0分

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15日、中国の2015年の外資導入額が6.4%増加した。

2016年1月15日、人民網によると、中国商務部の責任者は14日、「2015年は国際外資導入競争がますます激化し、国内経済に大きな下方圧力がかかるなどの困難な課題に直面しつつ、中国の外資導入は規模が安定的に拡大し、その質もさらに向上した」と述べた。

▽外資導入が再び新記録

同部によると、15年の外資導入規模は再び記録を更新した。昨年に全国で設立された外資系企業は2万6575社に上り、前年比11.8%増加した。実行ベース外資導入額は7813億5000万元で同6.4%増加した。昨年末現在、全国の非金融分野の外資系企業設立数は累計83万6404社、実行ベース外資導入額は累計1兆6423億ドルに達した。

昨年は外資による投資の平均強度がさらに高まった。外資系企業の新規設立1件あたりの平均投資額が1530万ドルに達し、同5.1%増加した。外資が参入した産業の構造が一層改善され、サービス産業の実行ベース外資導入額は4770億5000万元で同17.3%増加し、製造業は2452億3000万元で前年の水準を維持した。外資による合併買収(M&A)取引がますます活発化しており、15年にM&A方式で設立された外資系企業は1466社で同14.4%増加し、これら企業による実行ベース外資導入額は177億7000万ドルで同137.1%増加した。M&Aが実行ベース外資導入額に占める割合は、14年の6.3%から15年は14.1%に上昇した。

▽多国籍企業の投資が活発に

同部によると、昨年も世界企業500社番付に入る多国籍企業が中国での企業設立や追加投資を行い、投資先産業は自動車・部品、石油化学、エネルギー、インフラ、バイオ、医薬、通信、金融、ソフトウエアサービスなどさまざまだ。現在、外資系企業が中国に設立した研究開発機関は2400カ所を超える。

同部外国投資管理司の責任者は、「外資系企業が経済社会に与える促進作用は明らかだ。現在、外資系企業は中国の対外貿易の約2分の1、工業生産額の4分の1、都市部の雇用の7分の1、税収の5分の1を生み出し、経済社会の持続可能な発展を促進する役割がさらに強まっている」と話した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/藤井)

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