2015年の中国自動車市場、日韓の明暗を分けたのは?―中国メディア

Record China    2016年1月15日(金) 8時10分

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14日、中国メディア・毎日経済新聞によると、中国汽車工業協会が発表したデータで、昨年の中国市場で日本車が復調の兆しを見せた一方で、韓国車やフランス車がその影響を受けていることがわかった。写真はトヨタ。

2016年1月14日、中国メディア・毎日経済新聞によると、中国汽車(自動車)工業協会が発表したデータで、昨年の中国市場で日本車が復調の兆しを見せた一方で、韓国車やフランス車がその影響を受けていることがわかった。

同協会によると、2015年の中国市場の自動車販売台数は2114万6300台で、前年比7.3%増。注目すべきは、2015年は国産車と日本車のシェアが伸びた一方、韓国車やフランス車を含むほかの国は軒並みシェアを落としたことだ。これには、日本車の復調が関係していると専門家は見ている。

中国市場で国産の乗用車の販売台数は前年比15.3%増の873万7600台となり、乗用車全体の41.3%を占めている。SUV車は前年比82.8%増の334万3000台で、SUV車全体の53.7%を占めた。記事は「SUV車が間違いなく国産ブランドの成長エンジンとなっている」と指摘している。

日本勢の復調も目立った。トヨタ日産ホンダはそれぞれ100万台の大台を突破。特にホンダは前年比32.5%増の100万6300台と、中国市場で過去最多の販売台数を記録した。全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)の崔東樹(ツイ・ドンシュー)秘書長は、「(日本車は)伝統的に小型車に優位性がある以外に、2015年はSUVの領域でも成長の可能性を見つけた」と分析した。

一方で、影響を受けたのが韓国車とフランス車だ。乗聯会の統計によると、韓国の北京現代と東風悦達起亜の販売台数は、それぞれ106万2800台と61万6100台だったが、2007年以降、中国市場で初めてマイナス成長となった。仏PSA・プジョーシトロエンと中国企業の合弁会社・神龍汽車は71万1100台で前年比1%増だったものの、年初に設定した80万台の目標には及ばなかった。

SUV市場に限れば3社とも増加しているが、崔秘書長は「国産のSUV車が7〜12万元(120〜220万円)なのに対して、価格が高いことがネックになっている」とし、「韓国車とフランス車は高成長のSUV市場をさらに開拓できなければ、もっと大きなボトルネックに直面するかもしれない」と語っている。(翻訳・編集/北田

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