トラックが横転し、積荷のみかん30トンが散乱、付近の村民が「もったいない」と持ち去る―雲南省

Record China    2016年1月14日(木) 15時10分

拡大

13日、雲南省昆明市の東繞城高速道路の洛羊料金所近くで、およそ30トンのみかんを積んだトラックが横転。付近の村民が積荷のみかんを持ち去るという騒動があった。

2016年1月13日、雲南省昆明市の東繞城高速道路の洛羊料金所近くで、およそ30トンのみかんを積んだトラックが横転。付近の村民が散乱したみかんを持ち去るという騒動があった。

報道によると、同日午前4時ごろに発生したこの事故で路上に大量のみかんが散乱し、道路は一時通行止めとなった。事故後、駆け付けた役人や道路清掃員が3時間余りかけて路上のみかんを拾い集めたが、道路脇の坂道を転がり落ちていったみかんまでは回収できず。すると、事故を聞きつけた付近の村民がカゴや段ボール箱を持ってやってきて、転がり落ちたみかんを拾い始めた。その数は40〜50人にものぼり、中には赤ちゃんを背負った母親の姿や三輪トラックで何往復もする人の姿も見られた。

記者が拾っている人に話を聞こうとすると、はにかみながら答えない人が多かったが、ある若者は「このまま放置しても腐ってしまうからもったいない」と言い、自分たちで食べたり、人に売ったりすると話した。トラックの運転手は、「傷が付いたものもあるし、坂の下まで拾いに行くのは大変だからあきらめる」と話した。

中国では、路上に散乱した積荷を、付近の住民らが持ち帰ってしまうケースが多々ある。この報道に、中国のネットユーザーからは、「事故に乗じてうまい汁を吸おうとする村民は軽蔑する」「こういうのは窃盗で捕まえるべきじゃないのか?」「今回はみかんだったが、軍のトラックが横転したら銃や手りゅう弾を持ち去るのか?」「中国人の民度は本当に改善する必要がある。運転手は事故に遭っただけでも大変なのに積荷まで奪われて…。そうやって手に入れたものを、よく家族に食べさせられるな」など、批判の声が多数上がったが、一方で「確かに腐らせてはもったいない」「運転手もいらないって言ってるんだし、いいんじゃない?」という意見も見られた。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携