中国・湖南省の精子バンク、精子合格率が2割未満に低下=一人っ子政策廃止で関心向く中、憂慮すべき問題に

Record China    2016年1月10日(日) 23時40分

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8日、一人っ子政策の廃止により、中国では生育に対する関心が高まり、精子バンクに訪れる人も増えている。一方で、湖南省にある精子バンクでは精子の品質低下が懸念されている。イメージ写真。

2016年1月8日、中国では今月1日、1979年から続けてきた「一人っ子政策」が正式に廃止となった。一人っ子政策の廃止により、中国では生育に対する関心が高まり、精子バンクに訪れる人も増えている。一方で、湖南省にある精子バンクでは精子の品質低下が懸念されている。中国青年報が伝えた。

「中信湘雅生殖・遺伝専科医院」は湖南省唯一の精子バンクとして、14万6000人分の精子を保存し、全国45カ所に精子を提供している。精子は一般的に大学生から提供を募っているが、若い大学生の男性らの精子の品質が近年憂慮されている。同院では2006年に45.9%だった精子の合格率が、2014年には17.9%まで下がり、2015年の上半期合格率は17.8%にとどまっている。

精子の品質低下の主な原因は、喫煙や飲酒、夜更かし、運動不足、不規則な食生活といった乱れた生活習慣が関係していると考えられている。精子バンクの基準に満たない人でも生殖能力に問題がないことが多いが、一人っ子政策の廃止により今後需要が増すと予想されるなか、精子提供の主力である大学生の精子の品質低下は憂慮すべき問題だという。(翻訳・編集/内山

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