中国政府、南シナ海に防空識別圏設定は「安全保障上の情勢を総合的に考慮して決定」―中国メディア

Record China    2016年1月5日(火) 9時30分

拡大

4日、中国外交部の華春瑩報道官は定例会見で、中国が南シナ海上空に防空識別圏を設定する可能性について問われ、「安全保障上の情勢における判断と需要に基づき、総合的に考慮して決める」と答えた。写真は南沙諸島に駐留する中国軍。

2015年1月4日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例会見で、中国が南シナ海上空に防空識別圏を設定する可能性について問われ、「安全保障上の情勢における判断と需要に基づき、総合的に考慮して決める」と答えた。中国メディア・人民網が伝えた。

中国が南シナ海・南沙諸島の永暑(ファイアリー・クロス)礁に新設した飛行場で試験飛行を行ったことに対し、ベトナムは抗議する声明を発表した。

華報道官は、この問題をめぐり、中国が南シナ海上空に防空識別圏を設定するかどうか、また中国の人工島に他国の軍用または民間の航空機や船舶が接近した際に警告を行うかどうかについて問われ、「中国は南沙諸島と周辺海域に争いようのない主権を有しており、永暑礁の新飛行場での試験飛行は完全に中国の主権の範囲内の事情だ」と主張。その上で、「中国は一貫して国際法による各国の航行・飛行の自由を尊重している。防空識別圏の設定は、安全保障上の情勢における判断と需要に基づき、総合的に考慮して決める。南シナ海の情勢は現在、安定していると認識している。南シナ海地域の平和と安定の維持に向け、中国は関係国と共同で努力を続けることを望んでいる。関係国は艦船や航空機で武力を誇示すべきでなく、実際の行動で中国と共に南シナ海地域の平和と安定を維持すべきだ」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携