2015年12月29日、ロイター通信によると、中国が南シナ海で領有権を主張していることに反対するフィリピン人の若者約50人がスプラトリー（中国名：南沙）諸島に上陸したことについて、中国が不満を表明した。

フィリピン人の一行は26日、スプラトリー諸島のフィリピンが実効支配するパグアサ（同：中業）島に上陸した。若者のほとんどが学生だという。

これを受けて、中国外交部の陸慷（ルー・カン）報道官は28日、中国は中業島を含む南沙諸島の主権を所有していると主張し、フィリピンに対して、「違法に占拠している人員や施設を島から撤去し、地域の平和と安定、中国とフィリピンの関係に不利になるようなことをしないよう促す」と述べた。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「つまり、中国は人工島を建設できるが、他の国はいっさいその地域を訪れてはいけないというのか？中国が南シナ海を所有しているのではない。インドがインド洋を所有していないのと同じようにね」

「あと20年も経てば、米国がハワイを訪れたら中国が激怒するだろうね」

「フィリピンは、特に海軍の軍事力を強化すべきだ」

「中国は月についてさえも主権を主張する。だから、いかに愚かな政府かということが分かる」

「愚かなことだ！貪欲な中国は、夢見るのをやめるべきだ」

「中国はひどい国だ。中国に関する物はすべてボイコットしよう」

「中国とのビジネスをやめよう。彼らはあまりに傲慢（ごうまん）で貪欲だ」

「中国は新たな北朝鮮だ」

「フィリピンのこの勇敢な若者たちを支持するよ」

「世界中は中国の愚かな行動に強い不満を持っている」

「中国は大気汚染がひどいから、指導者たちのために空気の新鮮な島が必要だということだな」（翻訳・編集/蘆田）