日韓の新たな火ダネ? 世界文化遺産・高島炭鉱の供養塔、「強制連行」の案内板設置を長崎市が拒否し韓国ネットに波紋、「証拠出して」と日本ネット

Record China    2015年12月27日(日) 1時31分

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ユネスコの世界文化遺産に登録された旧高島炭鉱(長崎市)の供養塔に、「強制連行」の文字が入った案内板を設置してほしいとの韓国側の要求を市側が拒否したことをめぐり、日韓両国のネットユーザーは、さまざまに反応している。写真は長崎港。

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2015年12月26日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された旧高島炭鉱(長崎市)の供養塔に、「強制連行」の文字が入った案内板を設置してほしいとの韓国側の要求を市側が拒否したとして、韓国のネット上で波紋を呼んでいる。日本のネットユーザーは「強制連行の証拠出して」などと主張、日韓間の新たな火ダネにもなりかねない雲行きだ。

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高島炭鉱は、江戸時代から採掘が始まり、その後も明治、大正、昭和にわたって日本のエネルギーを支えたが、1986年11月に閉山された。今年7月には同じ長崎市の端島炭鉱(通称・軍艦島)などとともに「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録された。

韓国・聯合ニュースなどによると、徐敬徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大教授は10月、日本滞在中の韓国人を通し、「高島炭鉱近くにある供養塔に『強制連行された韓国人の魂が眠っている場所だ』との案内板を設置してほしい」と長崎市に要請。しかし、市側は「韓国側の意見や感情はいろいろあろうが、供養塔を訪れる人には客観的な事実を伝えなければならない」として、要請を断ったという。

これについて、韓国のネットユーザーからは「世界遺産に登録された時、日本は過去の歴史を認めると約束したはず!」「こうなると分かっていた。日本を信用した韓国政府のミス」「国がすべきことを個人がしている」「韓国政府が要請すれば、日本も真剣に考えるのでは?」などのコメントが集まった。

その一方で、「その看板を設置したところで何が変わる?それよりも、国益のために日本とどう付き合っていくべきなのかを考えた方がいい」「当時の朝鮮人は日本国民の一人として働いていた。わざわざ強制という文字を入れる必要はないのでは?」といった意見もあった。

「強制連行」について、日本のネットユーザーは「戦時徴用と強制連行は定義が違う 。当時の日本政府が行ったことは戦時徴用であり強制連行ではない 」「強制連行された証拠出してください。それがないなら過去にもないってことです 」「調べても強制連行なんかなかったんだから、拒否するのが当然 」などと反論。

その上で、「一歩下がると二歩踏み込まれる。これの繰り返しが戦後70年。いいかげんやめよう。もう日本は自分の足で歩んでいい」「過去を認めることと捏造(ねつぞう)された過去を認めることは違う」などの声も上げている。(編集/大隅)

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