世帯収入6万元超の「中産階級」、2020年には半数上回る―中国

Record China    2007年11月7日(水) 12時28分

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2020年までに世帯収入6万元が55%に達するとの予想が発表された。収入20万元以上の世帯は2%に。

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2007年11月6日、北京晨報の報道によれば、「住民収入の着実な成長に伴い、2020年までには年収が6万元を超える中産階級が55%に達し、最終的には中産階級が多数を占めるという目標が実現される」という中央政研室の鄭新立副主任の予想が注目されている。

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11月3日、清華大学で行われた「十七大(中国共産党第17回全国代表大会)以降の中国経済――2007年第3四半期経済情勢討論会」に鄭副主任や、清華大学中国世界経済研究センターの李稲葵主任など中国経済学術界の重要人物が参加し、「十七大」が中国経済の将来的な発展に与える影響が主な論点となった。

国家統計局の基準では、世帯年収6万元から20万元を「中産階級」としている。鄭副主任は、今年から2020年まで14年間、都市住民の収入は年平均7%の成長水準を維持し、物価などの要素を除外して、2020年までに世帯年収6万元以上が55%に達し、「そのうち都市世帯は78%に達し、地方の世帯では30%にまで達すると見られる。また、同20万元以上は2%に達する可能性がある」としている。

鄭副主任は、中産階級が多数を占めるという目標が実現されれば、社会の安定性は増し、国家的にも低所得者の収入を引き上げることの助けになるが、多数の低所得者をどのように成長させるかは目下の研究課題であるとした。(翻訳/編集岡田)

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