耕地面積確保を指示、食糧安全などから―中国高官

Record China    2007年11月7日(水) 7時58分

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中国では、耕地面積が減少する中、国土資源部部長が約120万平方キロメートルの耕地面積確保を指示。耕地確保の方向性を明確化し、法制上の改革が必要であると説いた。資料写真。

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2007年11月5日、中新社によれば、中国の徐紹史国土資源部部長は、中共中央党学校から依頼された特定テーマ報告において、現在の土地管理情勢は依然として厳しいが18億ムー(約120万平方キロメートル)の耕地はなんとしても確保しなければならないとした。

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徐部長の分析では、まず18億ムーの耕地確保きわめて困難であることが述べられている。中国では一人当たりの耕地、良質な耕地、耕地後の予備資源、どれもが不足している。都市部では盲目的な開発が進む一方で、地方では人口が減少して一人あたりの面積は年々増加しており、土地の需要と供給のバランスに矛盾が生じていると指摘している。

次に、18億ムーの耕地確保は、マクロコントロールの効果、国の食糧安全、社会の調和と安定にかかわり、継続的な発展にもかかわっていると指摘。重大な意味を持っているとし、中国の継続的な発展のためにも土地資源をまもらなければならないとしている。

また、18億ムーの耕地確保の方向性は明確であるとする。第1に、耕地確保の共同責任の明確化をはかる。第2に、用地の節約、集約化を推進する。第3に、法的な管理監督の厳格化を行う。第4に、建設用地の審査制度、土地収用制度と土地制度の改革が必要であるとしている。(翻訳・編集/岡田)

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