韓国人大学生10人中8人が「授業で日韓の歴史問題を教えるべき」と回答=日本と韓国のネットはどんな反応?

Record China    2016年1月9日(土) 1時10分

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6日、韓国の大学生の10人中8人が「授業で日韓間の歴史問題について教えるべきだ」と考えているとのアンケート結果がネット上で話題になっている。資料写真。

2016年1月6日、韓国の大学生の10人中8人が「授業で日韓間の歴史問題について教えるべきだ」と考えているとのアンケート結果がネット上で話題になっている。この問題は「学問の自由」とも絡んでくるだけに、ネット上のコメントもやや微妙だ。

アンケートを実施したのは漢陽(ハンヤン)女子大のシン・ギョンエ教授。このほど発表した「韓国大学生の日韓関係に対する認識と関連授業に対するニーズ」との論文で内容を公表した。

アンケートは韓国内にある15の大学の学生658人が対象で、81.9%が「大学で日韓間の歴史問題(慰安婦竹島、日本海表記)について教えるべきだ」と回答した。理由としては「詳しく知りたい」「正確な批判、正しい意見を述べるために学ぶべき」「韓国人として知っておくべき」などが上がった。一方、「大学の授業で日韓間の歴史問題を扱う必要はない」と答えた学生(18.1%)は、「問題に客観的・中立的に接することが難しくなりそう」「学校で敏感なイシューを扱うことは不適切」などと答えた。

これについて韓国のネットユーザーからは「日韓の歴史をちゃんと学びたいと考える大学生がそんなにたくさんいるなんて!韓国の未来は明るい」「大学生が国際情勢を理解し、日韓の力関係を逆転させられるよう、大学に講座を開設するべきだ」などの意見が寄せられる一方、「韓国の歴史については高校でしっかり学ぶし、大学でわざわざ教えなくても、まともな歴史認識を持つ大学生なら自ら学ぼうとするだろう」「大学生はもう大人。自分の好きなことだけを自由に学ばせてあげてほしい」などとのコメントも少なくなかった。

これについて日本のネットユーザーから出た声はやはり韓国で「学問の自由」が保障されているかどうかだ。史料に基づいて慰安婦の実像に迫った『帝国の慰安婦』の著者の朴裕河・世宗大学教授が元慰安婦に対する名誉毀損(きそん)で在宅起訴されたが、「研究や教授というアカデミックな活動が外部からの干渉を受けない自由が『学問の自由』なら、その欠如はとりもなおさず言論統制を意味する」と考えるしかなさそうだ。(編集/長澤)

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