来春にも「南水北調プロジェクト」の利用開始、3億トンの給水を予定―北京市

Record China    2007年11月6日(火) 16時53分

拡大

2007年11月、水不足に苦しむ北京市だが、来春にも一部完成した「南水北調プロジェクト」の水路を使い、河北省より3億トンの給水を受けることが明らかになった。写真は同プロジェクトの河南省安陽市区間着工セレモニー。

(1 / 6 枚)

2007年11月4日、北京市水務局は今夏の降水量を発表、285ミリと例年より3割近く減少したことが明らかとなった。北京市を襲った豪雨の記憶から降水量が多かったような印象があるが、実際は例年を大きく下回る数値となった。関係者は来年4月にも河北省より3億トンの給水を受ける計画を明かしている。

その他の写真

水務局によると、北京市は水資源の確保につとめており、今年1年間で20億立方メートルの新たな水源を開発したほか、水資源の再利用にも取り組み、今年は4億8000万立方メートルのリサイクルに成功した。来年には6億立方メートルがリサイクルされる見通し。

北京市の水不足を解消するため、来年3月にも一部開通する「南水北調プロジェクト」の水路を使い、河北省から3億トンの供給を受ける予定となっている。「南水北調プロジェクト」は水資源の豊富な長江流域から、乾燥地帯である華北へと送水するもの。三峡ダム、西気東輸計画と並ぶ巨大プロジェクトとなる。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携