高級酒をペットボトルの水と見せかけ高級レストランに持ち込んだ汚職役人、党籍はく奪・公職追放処分に―中国

Record China    2015年12月24日(木) 3時30分

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22日、重大な規律違反があったとして、中国共産党天津市紀律検査委員会から調査を受けた天津市委員会委員、天津市医薬集団元董事長の張建津氏に、党籍はく奪、公職追放処分が下されたことが分かった。写真は汚職撲滅を呼び掛ける中国の看板広告。

2015年12月22日、東北網によると、重大な規律違反があったとして、中国共産党天津市紀律検査委員会から調査を受けた天津市委員会委員、天津市医薬集団元董事長の張建津(ジャン・ジエンジン)氏に、党籍はく奪、公職追放処分が下された。

記事によると、張氏は頻繁に高級レストランに出入りし、毎回高価な料理を注文。茅台酒五粮液などの高級酒も欠かさず、茅台酒については15年もの、30年ものを選んで口にしていた。さらに、監視の目が厳しくなった際にはペットボトルの中の水を茅台酒と入れ替えてレストランに持ち込むよう他人に指示。このほか、社内の会議室に著名シェフを招いて高級食材を使った料理を作らせたり、2014年のイタリア視察では同行した企業幹部に豪華な誕生日パーティーを開かせたりした。

習近平(シー・ジンピン)政権が汚職撲滅に力を入れる中、この報道を受けた中国のネットユーザーの間からは「全然驚かない」「自分は茅台酒の瓶に水を入れているが」「天津市民のことを考えると胸が痛む」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/野谷

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