子供の「すねかじり」拒否権を行使できる法案成立へ―中国

Record China    2015年12月23日(水) 2時10分

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18日、両親に金銭をせびる成人した我が子に対し、年老いた親は「ノー」という事が出来る。資料写真。

2015年12月18日、両親に金銭をせびる成人した我が子に対し、年老いた親は「ノー」という事が出来る。安徽省政府に今月16日取材したところ、安徽省は高齢者の権利と利益を保証する法案を成立させる予定という事がわかった。高齢の親は子供の「すねかじり」を拒否する権利を持つようになる。中国新聞網が伝えた。

安徽省は人口が多い省であり、高齢者人口が多い省でもある。このほど、安徽省第12回人民代表大会常務委員会第25回会議で「安徽省『中華人民共和国高齢者の権利と利益保障法規則』(改訂草案)の実施」に関する改訂状況の聞き取りを行なった。規則では扶養者による親に対する扶養義務を規定し、養老機関は自発的に扶養者に催促できることを明確にした。また社会的な関心を広く集める子供の「すねかじり」問題に対しても明確な規定を設け、高齢の親は「すねかじり」に対して拒否できることになる。この規則に対し、「もし子供が扶養義務を怠った場合、高齢の親は「すねかじり」を拒否できるだけでなく、規則が成立すれば法的権利を行使することもできる」と話す市民もいた。

統計データでは、2014年末までにおいて、安徽省の居住人口のうち60歳以上の高齢者人口は1030万9000人で同省の総人口の17%を占めている。(提供/人民網日本語版・翻訳/JK・編集/武藤)

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