元中国共産党最高指導陣の周永康、油田・ガス田の不正取引で140億円の利益―中国紙

Record China    2016年1月7日(木) 6時30分

拡大

5日、新京報は記事「周氏兄弟:庇護という“ビジネスの教科書”」を掲載した。経済犯罪によって無期懲役の判決を受けた周永康の不正蓄財の“システム”が明らかになりつつある。

2016年1月5日、新京報は記事「周氏兄弟:庇護という“ビジネスの教科書”」を掲載した。

2015年に汚職で無期懲役の判決を受けた周永康(ジョウ・ヨンカン)。中国共産党の最高指導陣の一人である中国政治局常務委員が経済犯罪で有罪判決を受けたのは史上初となる。関係者の裁判で周の不正蓄財の“システム”が明らかになりつつある。

不正蓄財のキーマンとなったのは周永康の息子である周濱(ジョウ・ビン)、おいの周鋒(ジョウ・フォン)という2人の親族だ。石油閥出身の周永康が国有企業に指示し、2人にさまざまな便宜を図っていた。

そうした汚職ビジネスの一つが油田、ガス田の開発だ。本来、開発権を民間企業に払い下げる場合には埋蔵量を明確にし妥当な金額で取引する必要があるが、埋蔵量を調査しないまま安値で売却している。6カ所の油田、ガス田で不正取引が行われ、7億6000万元(約140億円)もの利益を上げていた。

さらに、カザフスタンでの油田開発でも不正が明らかになっている。中国石油集団の現地子会社がガスタービン発電機を購入する際、周濱が関与する中航世新から購入するよう圧力がかけられた。中国石油集団側は入札条件を変更してまで中航世新からの購入にこだわっていた。(翻訳・編集/増田聡太郎

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携