人間嫌い?の金絲猴が食糧援助を受け入れ!もう冬も恐くない!―湖北省神農架

Record China    2007年11月4日(日) 18時47分

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孫悟空のモデルで日本でも人気の金絲猴。人間への警戒心が強いとされるが、2007年11月までに湖北省神農架国家自然保護区で人が与えた食料を食べさせることに成功した。これで冬場のエサ不足で餓死することを防げると関係者は喜んでいる。

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西遊記の孫悟空のモデルとされ、日本でも人気の高い金絲猴。その愛嬌のある風貌とは裏腹に人間への警戒心が強いとされるが、2007年11月までに、湖北省神農架国家自然保護区で、金絲猴に人が与えた食料を食べさせることに成功した。

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国際自然保護連合の絶滅危惧種にも指定されている金絲猴は、木の芽や葉、果物が主食だが、これらが手に入らなくなる冬には樹皮やこけを食べてしのいでいる。人の与えたエサは受け付けず、食料不足から餓死するケースも少なくないという。

神農架の研究グループは、金絲猴保護のため食料を与えることを試みてきた。彼らの主食である木の葉にリンゴを隠すなど試行錯誤を繰り返したが、警戒され食べなかった。しかし、5か月間にわたる粘り強い接触の末、ついに1頭の金絲猴がリンゴを食べた。その後は他の金絲猴も争うようにリンゴを食べるようになり、人間にもなつくようになったという。「これで冬場を餓死することなく無事に越せる」と同グループは胸をなでおろした。

現在、中国では特に「四川金絲猴」の絶滅が懸念されているが、今回の神農架での成功事例が保護に生かされることが期待されている。(翻訳・編集/KT)

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