香港人のアイデンティティー調査、若者の「中国人」意識は低い傾向―香港紙

Record China    2015年12月16日(水) 7時41分

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14日、香港の若い世代の間で「自分は中国人」と認めない人が多いことが調査から明らかになった。写真は香港。

2015年12月14日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、香港の若い世代の間で「自分は中国人」と認めない人が多いことが調査から明らかになった。

香港で青少年啓発活動を活発に行うキリスト教系非営利法人「突破機構」は昨年9月から今年6月にかけて、香港の14歳〜29歳、計1164人を対象に「アイデンティティー」に関する調査を実施した。

それによると、「自分は香港人」と考えている人は、高校生グループで8.5点(10点満点)、青年グループも8.3点と高かった。

一方、「自分は中国人」と考えている人は、高校生グループが3.8点と「不合格」レベルであり、青年グループも5.2点と認めない傾向が強かった。

「『香港人』の身分や地位は中央政府から尊重されているか」との問いでは、「尊重されていない」と答えた人が、高校生グループでは7割、青年グループも6割に上った。

「中国政府は『中国人』だけを強調している」と答えた人は、両グループともに85%を超えた。

突破機構は「『香港人』の身分が尊重されない場合は、『中国人』身分に拒否反応を示し、尊重を受けると『中国人』意識が高まる傾向にある」と指摘している。(翻訳・編集/柳川)。

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