アリババが香港英字紙を買収、編集方針への影響を懸念する声も=米国ネット「プロパガンダに利用したいだけだ」

Record China    2015年12月12日(土) 8時6分

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11日、米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国の電子商取引最大手アリババは11日、香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストを発行するSCMPグループのメディア事業を買収した。

2015年12月11日、米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国の電子商取引最大手アリババは11日、香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストを発行するSCMPグループのメディア事業を買収した。

アリババは11日、有力な香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストを含むSCMPグループのメディア事業を買収した。同紙は中国国営メディアでは報道が禁じられている中国政府のスキャンダルや人権問題についても積極的に報じてきた。中国政府との関係が深いアリババが同紙を買収したことで、紙面の内容に影響が生じるのではないかとの指摘も出ている。アリババは買収に関して中国政府は関与していないと述べており、同社の蔡崇信副会長は、紙面の編集方針についても編集部に判断を任せると語っている。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「彼らはこの新聞で良いジャーナリズムを実行したいわけでもないし、金儲けしたいとさえ思っていない。中国のプロパガンダに利用したいだけだ。悲しいことだな」

「権力と富と独裁の国である中国が優良な新聞をプロパガンダの道具にしようとしているなら、恥ずかしいことだ」

「香港の独立したメディアの終わりの始まりだ」

「テクノロジーで世界は広がった。だが大切なのはコンテンツだ。そして唯一不明なのは、コンテンツの信頼性だ」

「(アマゾンの)ジェフ・べゾス氏がワシントン・ポスト紙を買収したことを思い出させるな。プロパガンダは政府よりもビジネスの領域の中にある」(翻訳・編集/蘆田)

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