中国人男性がシリアのクルド人民防衛隊に参加、「イスラム国」への攻撃に加わる=きっかけは恋人との別れ―中国紙

Record China    2015年12月11日(金) 11時50分

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10日、中国人男性が内戦状態にあるシリア北部の町を単身訪れ、外国人義勇兵として現地のクルド人民兵組織に参加している。きっかけは恋人との別れだった。写真はシリア。

2015年12月10日、成都商報によると、10月に中国人男性が内戦状態にあるシリア北部の町・コバニに単身入り、外国人義勇兵として現地のクルド人民兵組織「人民防衛隊(YPG)」に参加した。

男性は取材に応じ、YPGに参加した経緯や現状を紹介した。それによると、1990年に四川省で生まれた25歳で、最終的な目的地を誰にも告げず出国し、9月24日にトルコ航空でバンコクからイスタンブールに向かい、10月12日にシリアに入った。名は「潘」という姓のみ明かした。

男性は中国では正式な職に就けず、つい最近恋人とも別れたばかり。「何か意味のあることがしたい」と思い、戦闘に参加することを決めた。コバニでは前線での戦闘を二度経験した。英語もアラビア語も話せないため、YPGの戦友とのコミュニケーションは電子辞典に頼っている。

時折中国のSNSに自身の戦闘服姿を掲載している。「イスラム国(IS)の武装はYPGより充実している」「向こうにはチェチェンから来た精鋭の傭兵大勢がいるが、こちらの所属する義勇兵部隊は20人程度。こちらには120mm迫撃砲が1門しかないが、向こうには4門あるだけでなく、狙撃兵までいる」と現状を明かす。

なお、YPGは主にクルド人戦士で構成されるが、6月までに約400人の外国人義勇兵が参加。豪州や米国、欧州から来た人が多いという。(翻訳・編集/岡田)

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