大気汚染が深刻な北京でバス運転手にマスク禁止令、ネットで批判集中―中国

Record China    2015年12月9日(水) 11時2分

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8日、新京報によると、大気汚染が深刻な北京で、バスの運転手に“マスク禁止令”が出ていたことが分かった。写真は北京市。

2015年12月8日、新京報によると、大気汚染が深刻な北京で、バスの運転手に“マスク禁止令”が出ていたことが分かった。

あるネットユーザーによってインターネット上にアップロードされた「マスクに関する通知」には、「上層部からの指示」として、「北京バスはサービス業です。イメージを作り、乗客により良いサービスを提供するため、本日からバス乗務員は営業中にマスクを着用しないようお願いします」と書かれている。日付は12月1日だ。

これに対してネットユーザーは、「人間性はあるのか?乗務員は一日中、大気汚染にさらされている。乗務員にマスクを配ることこそ基本のはずなのに、あろうことかマスクをさせないなんて!」「一乗客として、私は運転手がマスクをすることは気にしない!イメージに影響するのはマスクではなく、こういう通知を出すバス会社の上層部だ」など、批判の声を上げた。

バス会社の担当者はこれを受け、ネット上で通知を出した理由を「運転手がマスクをしていると、話が聞き取りづらいというクレームがあったため」と説明。「大気汚染が深刻化していることを鑑み、通知はすでに取り下げた」としている。

北京の大気汚染は11月末から深刻な状況が続いており、2日には一時的に警報が解除されたが、その後再び悪化。7日には4段階のうちの最高レベルの「赤色警報」が発令されている。(翻訳・編集/北田

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