2015年12月8日、中国新聞網は韓国メディアの報道を引用し、韓国の学校177校が中東呼吸器症候群（MERS）流行の影響で冬休みを短縮する見通しだと報じた。

韓国教員団体総連合会が学校関係者1864人を対象に実施した調査で明らかになったもので、MERSが流行した時期に休校措置を取ったため予定していた授業が終わらなかったことが原因。冬休みを短縮する学校はソウル、大田、京畿、忠南、忠北などに集中している。

このほか、「この先、深刻な感染症に対応する場合、どんな改善を求めるか」との問いに対しては5割近い回答者が「休校にすべきかどうかについて、政府は統一の基準を設けてほしい」と答えており、ある学校長は「MERS流行の際には保護者の要求を受けて休校措置を取った」と政府による統一の基準作りを求める考えを示している。（翻訳・編集/野谷）