「金をばらまくのはもうやめて!」中国で習近平主席の外交に批判の声、国民は我慢の限界―米華字紙

Record China    2015年12月7日(月) 11時46分

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5日、中国の習近平主席はアフリカに600億ドル(約7兆4000億円)の経済援助を行うと発表したが、中国のネット上では批判的な書き込みが多く寄せられ、次々に転載されている。写真は南アフリカのヨハネスブルグ。

2015年12月5日、米華字紙・世界日報によると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は4日、今後3年でアフリカに600億ドル(約7兆4000億円)の経済援助を行うと発表した。これと時を同じくして、中国政府が厳しく監視しているはずのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の微信(ウィーチャット)上に、「金をばらまく外交はもういらない」などの書き込みが転載された。

習主席は訪問先のアフリカで、たとえ中国自身の経済成長が鈍化しても、アフリカ向け輸出産業への投資を拡大するとともに、アフリカにおける道路や港湾、鉄道などのインフラ整備事業を援助すると宣言した。

しかし、中国首脳が海外を訪問して大盤振る舞いをすることは、すでに国民の支持を得なくなっている。「習夫妻はもう外遊すべきでない」「中国の貧困や環境、不動産高騰、医療、教育などさまざまな問題解決を優先すべきだ」「外国を訪問するたびに莫大(ばくだい)な予算が消えていく」など、政府に対する批判的感情を促すようになってきている。

中国では政府に不都合な書き込みは削除されることが多いが、今回のこうした書き込みはいまだ削除されておらず、かなりの数が転載されている。(翻訳・編集/岡田)

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