日本の航空用エンジン、中国ネットの高評価に「海外で日本製部品が多く使われても、しょせん部品」と日本人は謙虚

Record China    2015年12月5日(土) 21時0分

拡大

4日、中国の掲示板サイトにこのほど、「あなたの知らない日本の航空用エンジン産業」とのスレッドが立ち、日中両国のネットユーザーは、さまざまに反応している。資料写真。

(1 / 2 枚)

2015年12月4日、中国の掲示板サイトにこのほど、「あなたの知らない日本の航空用エンジン産業」と題するスレッドが立った。スレ主が日本の実力を高く評価すると、中国のネットユーザーも「中国にはハイテク技術なんてほとんどない」などと賛同。日本のネットユーザーは「海外で日本製部品が多く使われても、しょせんは部品」などと謙虚に受け止めている。

その他の写真

スレ主は、日本は航空用エンジン分野で遅れているとばかにする中国人が多いが、実は日本の実力は高いと強調。日本にはIHI、三菱重工業、川崎重工業の3社によって設立された日本航空機エンジン協会があり、中国国産ジェット機・ARJ21のエンジンも日本航空機エンジン協会が開発に参加したエンジンを使用していると指摘した。

さらに、米国のボーイング787のエンジンにも、日本メーカーの部品が多く使用されており、重要な核心技術を日本メーカーは握っているとも指摘。海上自衛隊のP―1哨戒機のエンジンもIHIが開発製造したもので、極めて高い性能と紹介した。

これに対し、中国のネットユーザー「結局、中国にはハイテク技術なんてほとんどない」「中国人は思い上がっていて盲目的で無知。自分が一番という考えが抜けない」「これは知らなかった。でも国内メディアが報道しないことなんだから、俺たちが知らなくても当然のことだ」「中国人は反日感情の高さと比べると、日本に対する理解は哀れに思うくらい少ない」などと反応。

日本の航空機産業の歴史に言及する「日本の航空機エンジンがひどいレベルになるわけがない。1940年代にはゼロ戦が世界で最も進んだ戦闘機だったんだから」との声もあった。

一方、日本のネットユーザーは「中国人のMADE IN JAPANに対する信頼は日本人以上に高い気がする。爆買いなんて言葉が生まれるくらい」と前置き。

その上で、「海外の航空エンジンに日本製の部品が多く使われているからと言って、日本が航空エンジンを造れるかと言ったら話は別」「しょせんは部品。日本は車以外は部品メーカーになり下がっていることを認識してないやつらが多いね。部品メーカーでは真の先進国にはなれない」などのコメントを寄せている。

中国人が称賛するゼロ戦に関しても「徹底した軽量化と機体設計で高性能を誇ったが、エンジンそのものは並だった」「防弾装備をなくし、人命軽視で傑作機の仲間入りをしてますが、エンジンは大したことはありません」などとしている。(編集/大隅)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携