2015年12月2日、中国のチャン・イーモウ（張芸謀）監督がこのほど、映画館を貸し切って米俳優マット・デイモン主演のSF映画「オデッセイ」を鑑賞した。鳳凰網が伝えた。

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チャン・イーモウ監督の夫人はこのほど、中国版ツイッターで広い観客席に1人で座る監督の様子を投稿した。深夜に映画館を貸し切り、中国で公開中の映画「オデッセイ」を真剣な表情で鑑賞している。主演のマット・デイモンは監督の最新作「長城（The Great Wall）」に出演しており、縁ある俳優を応援する意味で映画館を貸し切ったようで、「男気がある」とネットユーザーから絶賛されている。

映画「長城」は、チャン監督にとって初の英語作品かつ3D作品で、米中合作としては過去最高の制作費1億5000万ドル（約188億円）が投じられるなど、何もかも初めてづくしの超大作だ。マット・デイモンやウィレム・デフォーのほか、中華圏からはアンディ・ラウ（劉徳華）、チャン・ハンユー（張涵予）、エディ・ポン（彭于晏）といった豪華な顔ぶれが出演。中国では来年の旧正月時期に公開予定となっている。

チャン・イーモウ監督にとって大きな挑戦作となった「長城」だが、「スター・ウォーズ」のように、「愛してくれる映画ファンと共に成長できるようなシリーズ作になれば」と、野心も明かしている。（翻訳・編集/Mathilda）