深刻な大気汚染で街が消えた北京=中国ネットは悲痛に叫び、「健康上危険すぎる」と驚く日本ネット

Record China    2015年12月3日(木) 11時15分

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2日、大気汚染が深刻な中国北京でPM2.5が最悪レベルまで悪化、事実上「北京の街が消えた」。写真は1日の北京。

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2015年12月2日、大気汚染が深刻な中国北京で微小粒子状物質・PM2.5が最悪レベルまで悪化、事実上「北京の街が消えた」。日本のネット上では、「実際に近づいてみると、ホントに無かったとか」などの“冗談”がまことしやかにうわさされている。

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抗日勝利70周年記念軍事パレードが行われた9月3日に出現した北京の青い空。それはどうやら国家の威信をかけて周囲の工場の操業を止め、交通制限したり、涙ぐましい努力の結果だったが、暖房器具を使う冬を迎えて状況が一転した。11月30日の北京ではPM2.5を含む汚染指数が最悪レベルの「危険」(301〜500)を上回る560、12月1日には600前後と2日続きで指標を超えた。市郊外の石景山地区では661まで悪化した。

北京市内は灰色のスモッグに覆われたままで、中心部の天安門ももやにかすみ、目やのどに異常を訴える市民が続出した。市環境保護局は同月29日、4段階ある警報のうち上から2番目の「オレンジ警報」を発令。小学校などに屋外活動の中止を指示した。

これについて中国のネット上では「同じスモッグを習近平国家主席と一緒に吸えたら幸せなのに」「再び軍事パレードを!」「美しい1日はスモッグから始まる」など皮肉や悲痛な声があふれた。

一方、日本のネットユーザーは「こんな所に人が住んでいること自体が信じられない」「冗談じゃなく、もはや行ってはいけないところだな。健康上、危険すぎる」「中国人の生命力ってスゲェ〜な」と改めて驚く一方、「季節風に乗ってくるから日本にも影響が出る」「迷惑!」などのコメントが寄せられた。(編集/長澤)

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