南シナ海問題、仲裁裁判所でフィリピン側の口頭弁論が終了、中国は「我が国の主権、領有権を脅かすいかなる結論も受け入れることはない」―米メディア

Record China    2015年12月2日(水) 17時32分

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1日、ロイター通信によると、中国による南シナ海の領有権主張は国際法違反だとしてフィリピンが求めた仲裁手続きについて、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所でのフィリピン側の口頭弁論が先月30日、終了した。資料写真。

2015年12月1日、ロイター通信によると、中国による南シナ海の領有権主張は国際法違反だとしてフィリピンが求めた仲裁手続きについて、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所でのフィリピン側の口頭弁論が先月30日、終了した。

フィリピンは、中国が主権の及ぶ範囲だとの立場を示している「九段線」は国際法に違反すると主張し、仲裁に持ち込んだ。中国は仲裁裁判所に管轄権はないとして審理に参加していない。フィリピン大統領府のアビゲイル・バルト報道官は、「九段線が国際法に基づいたものでないという我々の主張を裏付けるあらゆる材料を示した」と述べ、半年以内に仲裁裁判所から結論が出るだろうとの見方を示した。中国外交部は1日、「中国の主権、領有権を脅かすいかなる仲裁裁判所の結論も受け入れることはない」と表明した。

この報道に、米国のネットユーザーからは、「中国は世界で力を持っていてアジアの大ボスのつもりでいるが、国際法に従おうとしないというのは何千年も前のような古い考え方だ」「他の国はどうなんだ?」「欧米のプロパガンダは、中国が米国の支配権を脅かしているとして中国に焦点を当てている」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/蘆田)

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