韓国、金泳三元大統領の葬儀で子ども合唱団に悲劇、“児童虐待”と批判集中=韓国ネット「故人が喜ぶはずがない」「弱者が目に入らないんだろう」

Record China    2015年11月30日(月) 20時30分

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29日、極寒の中で行われた金泳三元大統領の告別式に、合唱団の子どもたちが薄着で参列を強いられた姿が報じられ、同情や政府批判の声が集まっている。写真は告別式会場となった国会議事堂前。

2015年11月29日、韓国・SBSテレビによると、雪の舞う中、屋外で行われた金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の告別式に、合唱団の子どもたちが薄着で参列を強いられた姿が報じられ、同情の声が集まっている。

金元大統領の告別式は26日、ソウル国会議事堂前の広場で挙行され、政府要人や海外代表など数千人が参列した。当時の気温はマイナス3度、雪が風に舞い、体感はマイナス8度にまで下がっていた。参列者は分厚いコートにマフラー、手袋に帽子と、「完全防備」で臨んだが、一角では、合唱団の子どもたちがコートも着ずに震えていた。子どもが着ていたのは、ワンピースにジャケットという団の制服のみ。この驚くほどの薄着で、出番までの約2時間を、一様に凍り付いたような表情で耐えたのだ。

この様子が複数のメディアで報じられると、ネット上などで「児童虐待だ」などの批判が相次ぎ、27日には金元大統領の次男が、そして29日には国家葬を取り仕切った行政自治部がそれぞれツイッターで謝罪する騒ぎとなった。行政自治部の担当者は、近く子どもたちを直接訪ね謝罪する方針という。

この報道に、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「担当者を児童虐待で処罰し、今後、政府の行事に子どもたちを動員させないようにすべき」

朴槿恵(パク・クネ)政府らしいね。自分で子どもを育てたことがないから」

「もうちょっと常識的になろうよ。上着を着たまま画面に映ったら何か問題があるのか?単なる見えと常識外れの考えを、国民の友であった金泳三が喜ぶはずがない」

「国がやることなんて、こんなもの」

「寒さに震えたことがないから、配慮の仕方が分からないんだ」

「ニュースを見て、自分が申し訳なく思った。たくさんの大人が行事に関わっていたはずなのに、震える子どもたちを2時間も放っておいたとは。韓国の大人全員の意識に問題がある。皆が反省すべきことだ」

「謝罪すれば終わりだと思ってるから、こういう問題が繰り返される。本当に申し訳ないと思っているなら、報道資料や電話でまず謝るべき」

「弱者の姿が目に入らないんだろう」

「こういういいかげんな官僚主義がセウォル号の惨事を引き起こしたんだ」(翻訳・編集/吉金

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