日中関係が悪化しても中国人が日本にとどまる理由は?「住みやすいから」「中国社会が快適ではないから」と日本人

Record China    2015年11月29日(日) 12時53分

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中国のインターネット上に「日中関係は良くないのに、なぜ中国人は日本にとどまるのか」と題する記事が掲載された。これに日本のネットユーザーからは、さまざまな声が寄せられた。写真は日本。

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2015年11月29日、「日中関係は良くないのに、なぜ中国人は日本にとどまるのか」。中国のインターネット上にこのほど、こんな記事が掲載された。これに対し、日本のネットユーザーからは「単純明解。住みやすいから」「中国社会が快適ではないから」など、さまざまな声が集まった。

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歴史認識や尖閣諸島(中国名・魚釣島)などをめぐり、関係が悪化している日中両国だが、日本政府の統計では、15年時点で日本に滞在している中国人は約65万人に上っている。これは、30年前と比較すると10倍に増えていることになる計算だ。

記事は、幼いころからの教育で日本を嫌っており、中国経済が発展しているにもかかわらず、多くの中国人が生活コストの高い日本に行く理由として、(1)中国で良い仕事を探すのが難しいこと(2)金銭的な問題(3)生活環境の問題―を挙げる。

仕事と金銭に関しては「(中国で)たとえ良い仕事が見つかったとしても、収入面ではやはり日本と比べようがない。日本の月収は平均すると中国の4〜5倍。将来的なことを考えると、日本で働いてお金をためるのが現実的な選択となる」などと指摘。

生活環境面では「日本で長く生活した人は、国内の不衛生で秩序のない生活に適応するのが難しい。一度帰国した人の中には、再び日本に戻る人もいるのだという」とも述べている。

こうした中国人の動向に、日本のネットユーザーは「単純明解。住みやすいからだよ。しかし、体感的には65万人より絶対多く居ると思う」「良くも悪くも正確な情報が日本にいると入ってくる。空気がきれいで空が青い。数え上げるとキリがない」などと反応。

中国の体制に言及する「中国社会が快適ではないからでしょう。共産主義という高貴な理想の中で汚職や不正が横行。別に日本が素晴らしいという訳ではなく、ただ単に中国が住みにくい国というだけ」「そりゃ日本は居心地が良いからでしょう。中国にない『自由』があるからね」などのコメントも目立った。(編集/大隅)

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