旭日旗とナチス・ドイツをイメージする広告、アマゾンが抗議を受けてNY地下鉄車両から撤去=欧米ネットは賛否両論

Record China    2015年11月26日(木) 8時32分

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25日、AFP通信によると、米ネット通販大手アマゾン・コムがニューヨーク市の地下鉄車両に掲出した広告にナチス・ドイツの旗や旭日旗を想起させるデザインを使用したが、市長らからの抗議を受け、撤去することになった。資料写真。

2015年11月25日、AFP通信によると、米ネット通販大手アマゾン・コムがニューヨーク市の地下鉄車両に掲出した広告にナチス・ドイツの旗や旭日旗を想起させるデザインを使用したが、市長らからの抗議を受け、撤去することになった。

問題となったのは、フィリップ・K・ディックの小説「高い城の男(The Man in the High Castle)」を原作とするテレビドラマの広告。ナチス・ドイツと日本が第二次世界大戦に勝ったという設定のストーリーで、地下鉄車両の座席に掲示された広告には、ナチス・ドイツの旗や旭日旗のようなデザインがあしらわれていた。デブラシオ市長は、広告は第二次世界大戦とホロコーストの生存者に対する侮辱だと批判し、アマゾンに広告を撤去するよう求めた。広告は来月まで掲示される予定だったが、撤去することが決まった。

この報道に、欧米のネットユーザーがコメントを寄せている。

「ニューヨーク生まれ、ニューヨーク育ちのユダヤ人だが、その広告が侮辱的だとは全く思わない。私は表現の自由を信じているし、ニューヨークはアートの町だ」

米国には表現の自由があるんだ。アマゾンは自分たちの立場を守るべきだったのに」

「私も表現の自由を信じているが、歴史上で最も非難されている対象のシンボルが2つも登場すれば、パニック発作やヒステリーを起こす生存者がいると思う。そういうものは公共の場に掲示しない方がいいと思うよ」

「常識がないな」

「悪趣味だ」

「アマゾンのような大企業なら、もっと慎重であるべきだったな。最近は、何事についても道徳的に正しいことを求められがちだからね」(翻訳・編集/蘆田)

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