2015年11月24日、米紙ニューヨーク・タイムズは、中国の電子商取引最大手アリババ集団のジャック・マー（馬雲）会長が、香港の有力英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの買収に向けた交渉を進めていると報じた。

交渉の消息筋によると、アリババが買収するのか、マー会長が買収するのかはまだ決まっていないというが、交渉は「顕著な進展」をみせている。アリババは中国本土の企業であり、政府の支援を必要とすることから、マー会長が香港の新聞の編集内容に慎重になる可能性を指摘する声もある。同様の例としては、2013年に米アマゾンのジェフ・べゾス最高経営責任者（CEO）が米有力紙ワシントン・ポストを買収している。（翻訳・編集/蘆田）